8/25韓国研修最終日 Review!!
ついに、韓国研修も最終日を迎えました。それぞれ思うことがあったと思いますが、何よりも、一瞬一瞬が濃厚すぎてあっという間だったなと言う印象です。私たちは、子供たちを無事に親御さんの元に連れて帰る、と言う何よりも重要な課題を果たすまで、気を抜くことはできません。最終日と言っても、仁川空港には12時ごろに着くように予定を立てていたので、ホテルからそのまま空港に向かうのには少しだけ早いような感じでした。
ホテルの近くにあった、雰囲気のおしゃれなILLUSIENという雑貨屋さん。アヤカとずっと気になるね〜と話しながら通り過ぎていたので、最終日に少し覗いてみることになりました。
店頭に並ぶ可愛らしい雑貨や、韓国の本、食器などのキッチン用具、360度どこを見渡しても飽きることのないようなお店でした。子供たちも予想以上だったのか、赴くままに最後のお土産を買い込んでいました😂✨
最後まで思う存分楽しんだ後は、電車に乗って空港に向かいます。行きに通った反対方向に進んでいくので、自分達で来た道順を思い出しながら、仁川空港国際線を目指します。ホノカとミソラは二人で一つのキャリーバックだったため、交代で運ぶ、、と思いきや、行きはずっとお姉ちゃんであるホノカが荷物運びをしていたため、気になった私は時々ミソラに声かけをしていたところでした。「お姉ちゃんが運んでくれた時は、ありがとうと一言言えるといいね」「次は私が持つよって、声かけてみたら?」という感じで。
しかし初日は、完全にNO状態。まあ、様子をみておくことにしようと、少し観察していた部分もあったのですが、なんとなんと最終日、一番荷物がパンパンで重い時に、ミソラが荷物持つとホノカに言っていたのです。小さな体で、体重より重そうなキャリーバッグを一生懸命に運んでいる、しかも韓国で。比較的エスカレーターはあったものの、やはり駅の中は階段も多く、流石に手伝おうかと思っていた矢先、とても衝撃なことが起きたのです。
ホノカも相変わらず傘持ちで、スタスタと先に行ってしまっていたので、「おーいお姉ちゃん、妹が一人ですごく頑張ってるんだけど、ちょっとは手伝おうかー」と内心思いながら、とにかくこの子たちがどうするのか後ろから見守っていたら、おじさんが無言でミソラの持っているキャリーを階段の上まで持っていったのです。本当に何も言わなかったので、一瞬何が起きたのか分からないほどでした😂
とても親切なことですが、ミソラもびっくりして何が起きてるのか、すぐには理解できなかったのではないかと思います。まさかの展開でしたが、でっかい声でカムサハムニダー!!とおじさんに向かって言わせていただきました。おじさん、本当にありがとうございました。
というエピソードもありつつ、空港に着いたのですが、予定よりも1時間遅れの到着でした。スムーズに搭乗券はゲットできたものの、受託手荷物の検査や、免税手続きなど、やることを考えると正直時間がない、、。空港ではほとんど無人チェックイン、受託手荷物も機械が検査をして自分達だけでやるシステムになっており、チェジュ空港侮る事なかれです。
そうこうしてる内に全員の手荷物を預けることができたのですが、アヤカが少々困った様子で空港をウロウロ。事情を聞くと、手荷物検査で何か引っかかったようで、どこかのカウンターに行くように言われたとか何とか。はっきりとした内容はわからなかったのですが、渡された紙に①と書かれていたので、1番に行けば良いのかと、空港マップを見るとちょっと離れたところにありそうな無さそうな。とにかく行ってみようということで、1番カウンターに向かうのですが、本当に合ってるかどうかわからずアヤカも困った顔のまま。行く途中で、インフォメーションカウンターで聞いてみようということになり、聞いてみると、①ではなくl(小文字のL)だったようで、来た道をまた戻るような形で、引き返しました笑
やはり、曖昧なことは聞いてみるが1番だということが、実際に探してみてわかりましたね。アヤカも自分で聞いてみようと思ったようで、チェジュ空港に行って係員の女性に自分で話しかけに行って、なんと韓国語でコミュニケーションをとっているではありませんか!研修中も、アヤカは何度も自分の韓国語で現地の人とやりとりをしたり、私に教えてくれたり、なんて書いてあるの?と聞くとハングルを読んで見せたり、、おそらくこの5人の中で1番韓国で生きていける力があったと思います。高校2年生ですが、自分一人で現地の言葉を話し、さらに人とコミュニケーションが取れるアヤカ。頼りになるー✨これから先、どのような未来を切り拓いていくのか、とても楽しみです。
その頃、ホノカとミソラは、機内に持ち込めないからと缶ジュースを飲み干そうと必死になり、結局残して水道で流したり、どうしても買いたい「情」というチョコパイを探して空港内を走り回ったりと、最後まで慌ただしく、飛行機に乗るその瞬間まで、一生懸命に「初めての海外」を体験していたと思います。
日本に帰ってきて、目に入るものが日本語で、言葉を理解することができて、なんとなく周りにいるのが日本人だと思うと安心する。ホームに帰ってきたんだという感覚になる。帰りを待っててくれている人がいるというのも、彼女たちだけではなく、私たちにとっても、とても大きなパワーになると思いました。
帰ったら家族にどんな話をしようか、友達に渡すお土産はどれにしようか、これをあげたら喜ぶんじゃないかな、韓国好きの子にたくさん話をしよう、もっと行ってみたい場所があったな、また行きたいな、次はどこに行こう、、、
そんな風に色んなことを思って、思い出して、次の挑戦につながってくれれば良いな、そんな風に思う今日この頃です。
いつか行ってみたいという憧れから、今行けるかもしれないという可能性に。
そして実際に行ってみせた、今回参加してくれた3人の子どもたち。
あなたたちの勇気と、小さな挑戦と、見過ごしてしましそうなほどのさりげない優しさが、ちょっと早く生まれた姉さんたちの心を、とても強く動かしてくれました。
そしてきっと、他の子供たちの心も動かしていくのではないだろうかと、思っています。
2023・9・8 E−Labo語学教室講師 Hazuki
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